イブニング胃カメラとは
イブニング胃カメラとは、夕方から行える胃カメラのことです。当院では、仕事終わりに立ち寄って検査できる「イブニング胃カメラ」を行っております。
胃カメラ検査は通常、起床後に空腹の状態で、午前中のうちに胃カメラを行います。
また、土曜日に胃カメラをできる医療機関は限られています。
そのため、ふだん仕事で多忙な方々は、なかなか胃カメラ検査を受けるのが難しいという現状があります。
「午前中は仕事があって、検査が難しい」、「症状があるけど、検査に行く時間が作れない」といった方にオススメの胃カメラです。
イブニング胃カメラの流れ
胃カメラ当日の朝食は普段通りに食べていただき、ランチを控えていただくことで、仕事終わりの夕方に胃カメラを行うことが可能です。
検査前日・当日朝 | 特に気をつけることはありません。 (普段通りに食事を召し上がって下さい。) 当日の午前中は、仕事を行っていただいて問題ありません。 |
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当日昼 | 昼食は食べないようにして下さい。 昼食時に、ジュースや飲むゼリー飲料の摂取は可能です。 (十分に水を飲むようにして下さい。) 検査の2時間前までであればお水・白湯を飲むことは可能です 検査の5時間前から絶食です。 検査の2時間前からは絶飲食です。 |
当日受診してから | 検査の10分前までに来院してください。 御着替えの必要は基本的にはありません。 お腹を締め付けないような楽な服装でいらしてください。 ベルト・ガードル・コルセットは検査時に取り外してください。 (スーツなど汚れる心配がある場合、着替えの用意があります。) |
検査中 | 異常がない場合は、検査時間は3〜5分ほどです。 |
検査後 | 検査後は水分補給のために点滴を行い、安静にします。 個人差がありますが、検査後15~30分ほどで目が覚めます。 覚醒後、着替えていただき医師より結果説明を受けます。 ※鎮静剤を使用しない場合、点滴を行わずにご帰宅いただけます。 |
お会計 | お会計を済ませたらお帰りいただけます。 |
胃カメラ・大腸カメラ検査に関するご不明な点は、よくある質問 Q&Aをご確認下さい。
実際の胃カメラ動画
実際に口から胃カメラを入れてどのように観察しているかを見ていきましょう。
当クリニックで行っている観察方法をご説明致します。
イブニング胃カメラの注意点
イブニング胃カメラをご希望の方は、
17:00〜17:30の時間帯で、ご予約下さい。
昼食時に、ジュースや飲むゼリー飲料の摂取は可能です。(十分に水を飲むようにして下さい。)
鎮静剤を使用しない鼻からの胃カメラも選択が可能です。
鎮静剤を使用しないことで、ご帰宅までの時間が早くなります。
胃カメラにかかる費用・料金
保険診療の場合のおおよその費用となります。
下記の金額は参考料金ですので、予めご了承ください。
検査内容 | 3割負担 | 1割負担 |
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検査のみ | 約4,500~5,500円 | 約1,500~2,000円 |
ピロリ菌検査あり | 約6,500円 | 約2,200円 |
組織採取した場合 | 約9,000~11,000円 | 約3,000~4,000円 |
ポリープ切除した場合 | 約17,000円 | 約6000円 |
※料金はすべて税込価格です。
※上記の金額はあくまでも目安となるものです。処置内容により金額は異なります。
当院の胃カメラ「7つの特徴」
当院の胃カメラには、7つの特徴があります。
すべての患者様が、「安心して苦痛のない胃カメラ検査」を受けられる環境の実現に取り組んでいます。
- 鎮静剤を使用し、安全で苦しくない検査を追求
- 「内視鏡AI(人工知能)」を搭載した胃カメラ
- 当日予約・当日胃カメラができます
- お仕事帰りの胃カメラ「イブニング胃カメラ」
- 経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)を完備
- 年間 3,000件以上の内視鏡検査実績
- 胃・大腸カメラ両方の同日検査が可能 (おすすめ)
当院の胃カメラの特徴について、1つずつご説明します。
1. 鎮静剤を使用し、安全で苦しくない検査を追求
胃カメラは「オエっとする」、「ゲーゲーとげっぷが出る」、「苦しそう」といった印象を持たれていたり、実際にそういった経験をされたことがある方が多くいらっしゃると思います。
当院では、基本的には全例で鎮静剤を使用し、しっかりと眠った状態を確認してから内視鏡検査を行っております。
検査前に点滴の鎮静剤(静脈麻酔)を、患者様の年齢・体重・持病などを考慮して、投与する薬の種類や投与量を個々に調整しています。
また、検査中に万が一、起きてしまった場合でも、鎮静剤を適宜追加していくことで、痛みのない・苦しくない胃カメラを追求しています。
胃カメラが初めての方でも、安心して検査を受けていただくことができます。
2. 「内視鏡AI(人工知能)」を搭載した胃カメラ
当クリニックでは、内視鏡にAI(人工知能)を搭載した胃カメラを使用しています。
また、最新の内視鏡システムの導入により、大学病院レベルの高精細な画像・診断を可能としています。
AIが病変を瞬時にリアルタイムで検出することで、より確実に食道がんや胃がんを発見でき、早期がんの病変の検出を向上させます。
より高い精度でがんを検出して、早期治療が行えるように取り組んでいます。
※当院では、AI(人工知能)を搭載した胃カメラを、全例に使用して検査を行っています。
3. 当日予約・当日胃カメラができます
多くのクリニックでは、胃カメラ検査を行う前に一度外来へ受診して、問診・診察を行う日が必要となります。
当院では事前診察なしで、胃カメラ検査が初診日の当日に行えます。
即日胃カメラができますので、仕事でお忙しい方でも、お昼休み・すきま時間で検査を受けることができます。
また、アニサキス症で胃にアニサキスが刺さっている場合や、魚の骨・薬の殻(薬包)などを誤って飲んでしまった場合の摘出・除去対応を、当日行うことが可能です。
4. 仕事帰りに行える「イブニング胃カメラ」
「午前中の胃カメラは、仕事があってなかなか難しい」、
「胃カメラはしたいが、仕事終わりにできないだろうか?」
そんな声にお応えすべく、当院では「夕方に行う胃カメラ」に対応しています。
胃カメラ当日の朝食は普段通りに食べていただき、ランチを控えていただくことで、仕事終わりのイブニング胃カメラを行うことが可能です。
胃カメラ後の検査説明を聞いていただき、18時頃には帰宅が可能です。
※「イブニング胃カメラ」をご希望の方は、17時〜の時間帯で、ご予約下さい。
※昼食時に、ジュースや飲むゼリー飲料の摂取は可能です。(十分に水を飲むようにして下さい。)
5. 経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)を完備
鼻からスコープを挿入して、胃カメラを行う経鼻内視鏡検査にも対応しています。
経鼻内視鏡検査の場合、鎮静剤を使用せずに内視鏡検査を実施できます。
検査の当日にお車・バイク、自転車の運転が可能になるというメリットがあります。
6. 年間 3,000件以上の内視鏡検査実績
内視鏡専門医、消化器病専門医、胃腸科専門医、ピロリ菌感染症認定医、上部消化管内視鏡スクリーニング認定医を取得しており、胃カメラの挿入・診断・治療において、数多くの検査経験があります。
過去のさまざまな経験を生かして、質の高い・安全な内視鏡検査を実施しています。
過去5年間の内視鏡件数実績
- 胃カメラ検査実績 10,281件
- 大腸カメラ検査実績 6.041件
対象期間:2019年4月 〜 2023年3月
胃カメラ | 大腸カメラ | 内視鏡手術 | |
---|---|---|---|
2019年 | 2121件 | 1283件 | 2666件 |
2020年 | 1790件 | 1003件 | 1525件 |
2021年 | 1981件 | 1123件 | 1541件 |
2022年 | 2187件 | 1304件 | 2752件 |
2023年 | 2202件 | 1328件 | 2788件 |
7. 胃・大腸カメラ両方の同日検査が可能 (おすすめ)
胃カメラと大腸カメラを同日に受けることが可能です。
同日に検査が受けられるため、検査時間を短縮でき、患者様の身体への負担・金銭面での負担・時間的な負担を軽減できます。
日々忙しく働く方々や家事でなかなか時間を作れない方々に、安心して検査を受けて頂けるよう、気軽に効率よく検査を受けて頂けるように工夫しています。
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参考文献:
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡ハンドブック 改定第2版 日本メディカルセンター
消化器内視鏡関連ガイドライン2018 東京医学社
日本消化器内視鏡学会 内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/62/9/62_1635/_pdf/-char/ja