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予防医学(がんの予防・予防接種)

「人生100年時代」の到来により、いかに「がん」にならないようにするかが、今後の人生において重要といえます。
当院では、病気にならないようにする「無病」や「予防医学」に力を入れています。
自由診療の領域で、「安全で実績のある治療」を提供していくことで、皆様にいつまでも健康的で、より良い人生を歩んでいただきたいと願っております。
※当院で行う自費診療・予防接種は、インボイス制度に対応をしております。

予防医学(がんの予防・治療)

厚生労働省の統計では、日本人の死因のトップは、「がん」であり、40年以上ものあいだ、死因のトップに位置づけられています。
一次予防・無病の観点から、「いかにがんにならないようにしていくか」が非常に重要であり、当院で注力している分野の1つであります。
当院では、がんの予防・治療として、①フアイアという生薬(漢方薬)と、②がん免疫細胞療法を行っております。

フアイア

フアイア(Huaier)とは、キノコの菌糸体から抽出されたもので、生薬(漢方薬)の1つです。
フアイアに含まれる「TPG-1」という成分には、以下の3つの効果・作用があります。

  1. がんの予防・改善効果
  2. 感染症の予防効果(免疫調整作用)
  3. 炎症の改善効果

がんの予防・改善効果

フアイアは、日本では、健康食品として認可されていますが、中国では「第一類抗がん新薬」として認可されており、さまざまな悪性腫瘍(がん)の治療薬として使用されています。
フアイアは、以下の癌(がん)に対して、がんの予防・改善に効果があると報告されています。
大腸がん、乳がん、肝臓がん、胃がん食道がん、肺がん、腎臓がん、前立腺がん、子宮頸がん、卵巣がん、メラノーマ(悪性黒色腫) など
特に肝臓がんに関しては、消化器病学の領域で世界的に権威のある医療ジャーナル「GUT」に、その効果が掲載されました。
この研究では、肝臓がんで手術をした方々が、フアイアを飲むグループと飲まないグループに分けられて、比較検討されました。
フアイアを飲んでいるグループでは、以下の3点において、良好な成績が得られました。

  • 無再発生存率(がんが再発せずにいた人の割合)
  • 生存率
  • 肝臓内再発率(がんが肝臓で再発する割合)

無再発生存率は、フアイアを内服していないグループよりも約13%高く、生存率、肝臓内再発率に関しても、フアイアを内服しているグループのほうが有意に高かったという結果が報告されています。(この研究で、フアイアを飲んだグループは、フアイア 20gを毎日3回に分けて内服しています。)
その他、がんに関するエビデンスの高い論文が、数多く報告されているます。
国立がん研究センターをはじめとした医療機関で、フアイアの市販後調査が行われ、安全性が確認されています。
また、当院で処方するフアイアは、日本国内で製造・製薬されているものであり、安全に品質管理されていますので、安心してご使用いただけます。

感染症の予防効果(免疫調整作用)

フアイアには、免疫を適度な状態に保つ「免疫調整作用」があります。
一般的に、加齢とともに免疫力は低下していきます。
フアイアを内服することで、免疫力が維持され、ウイルスや細菌に感染しにくくなります。
さらに、全身性エリテマトーデス(SLE)や関節リウマチといった自己免疫性疾患にも効果が期待されています。

炎症の改善効果

また、フアイアには、炎症改善効果があり、腎臓の病気(IgA腎症)、皮膚の病気(乾癬)などに対する有効性が報告されています。

フアイアの内服量

日本フアイア研究会では、フアイアの内服量を以下のように推奨しています。

対象者 1日の内服量
まず試したいという方 3.0 グラム
(1日1回 1包)
がんが心配な方 6.0 グラム
(1日2回 計2包)
がんの手術をされたばかりの方 21 グラム
(1日3回 計7包)
がんが大きくて手術できない方 21 グラム
(1日3回 計7包)

その後の内服量は、添付資料もしくは内服薬に同封されている資料をご確認ください。
きのこが原料であり、古くから生薬として使用されているため、安心して服用することができます。

フアイアの唯一の副作用は、大量投与した際の下痢です。
下痢が心配なときは、少量から開始して、2週間から4週間毎に増量する、もしくは、あらかじめ整腸剤を併用していただくことで、下痢の頻度は低下します。
下痢以外では、明らかな副作用は報告されていません。
抗がん剤のような強い副作用はないので、安全にご使用いただけます。
外来での診察またはオンライン診療(電話も可能)でお話を伺い、適切なフアイアの用量と整腸剤の用量を決定します。
初診料は12,000円(税込)で、別途、薬代がかかります。
薬代は1日あたり1100円〜となります。
まずフアイアを試したい方には、
90グラム(30包)を3万3000円(税込)でご提供します。(送料は当院が負担します)
今ならオンライン診療での診察の場合、初診料12000円(税込)不要でご対応いたします。
オンライン診療は、時間・場所を選ばずに診察できますので、お気軽にご相談ください。
フアイアの定期購入を希望の方には、1包3グラムを30包単位でご自宅へ郵送します。
定期購入の場合は、診察は不要であり、薬代のみのお支払いとなります。
フアイアに関して、疑問や質問がある方は、よくある質問 Q&Aをご参照ください。
また、公式LINEアカウントより無料のチャット相談も受け付けております。
お気軽にご相談ください。

料金表
フアイア(内服薬) 料金
90 グラム (1包 3.0 グラム) 33,000 円 (税込)

※送料は当院で負担いたします。

高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴とは、高濃度に濃縮したビタミンCを投与する美容法です。
ビタミンCの抗酸化作用により、

  • 大腸がんや肝臓がんなどの予防効果
  • がんの余命延長
  • 免疫力アップ
  • 肌の若返り(美白効果)
  • 肌のシミ・そばかす・ハリの改善
  • ニキビ・肌荒れの改善
  • 髪のコシ・ツヤの改善
  • アトピー性皮膚炎の改善

が期待できます。

そのため、高濃度ビタミンCは「天然の抗がん剤」といわれております。
ビタミンCを点滴で投与すると、経口の場合と比べて、血中濃度が数十倍も高くなります。
ビタミンCは、最低でも1日3.0 g~6.0 gの摂取を薦めてられており、日焼け、運動、ストレスなどで、ビタミンCは消費されてしまいます。
当院では、高濃度ビタミンC点滴も行っておりますにで、お気軽にご相談下さい。

実際にかかる時間・費用

点滴時間 約30分
点滴内容 高濃度ビタミンC
効能・効果 肌の若返り効果、免疫力アップ、がんの予防など

※初回のみ、必ずG6PD検査を行います(10分で結果が出ます)
※いずれも税込みの価格です

がん免疫療法

免疫細胞療法によるがんの予防

免疫細胞療法は1980年代にアメリカで開発された「がんに対する新しい治療法」のひとつです。
免疫とは、「細菌」や「ウイルス」が体内に入ってくることを防いだり、排除したりするために、生まれながらに備わった力のことです。
免疫には、細菌やウイルスだけでなく、体内に発生した「がん細胞」を攻撃する性質もあります。
がん免疫療法は、このがん細胞を排除する性質を、最大限に活用し、がんを抑え込もうとする治療法です。
がん免疫細胞療法を行うことで、がんそのものの発生を予防する効果を高める働きがあります。
また、従来のがんに対する3大治療(手術・抗がん剤(化学療法)・放射線治療)と併用することで、相乗効果を高めることが期待できます。
当院では、以下の2種類のがん免疫細胞療法を行うことができます。

  1. 樹状細胞ワクチン療法
  2. NK細胞療法

いずれの治療法も、樹状細胞やNK細胞といった免疫細胞を、体外で強化して体内へ戻す方法になります。

樹状細胞ワクチン療法

樹状細胞とは、体内で異物を発見した際に、その異物を自分の中に取り込んで、異物(がん)の情報を特徴を記憶する免疫細胞です。
そして、がんの情報をT細胞(Tリンパ球)に伝えて、がんを攻撃するよう指示を与えます。
いわば、樹状細胞は「免疫の司令塔」の役割を担っています。
樹木の根っこような形状をしていることから、その名がつけられました。
樹状細胞ワクチン療法では、以下のような仕組みで、がん細胞を攻撃して、がんの予防に効果を発揮します。

  1. 採血を行い、血液中から「単球(まだ分化をしていないリ免疫細胞)」を取り出し、樹状細胞に分化させる。
  2. 樹状細胞にがんの情報を取り込ませ、その情報を記憶させる。
  3. がんの情報を覚え込ませた樹状細胞を、体内に投与する。
  4. 樹状細胞がT細胞(Tリンパ球)を活性化させ、T細胞が細胞傷害性T細胞(CTL)に分化する。
  5. 細胞傷害性T細胞(CTL)が、がん細胞を認識して攻撃する。

NK細胞療法

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは、全身をパトロールしながら、がん細胞を発見次第、攻撃する免疫細胞です。 いわば、「免疫の実働部隊」といえます。 NK細胞療法では、以下のような仕組みで、がん細胞を攻撃して、がんの予防に効果を発揮します。

  1. 採血で血液を採取し、そのなかからリンパ球のみを収集する
  2. 集めたリンパ球に薬剤を加えて、増殖・活性化させて、体内に投与する。
  3. 活性化したリンパ球が、がん細胞を認識して攻撃する。

いずれの免疫療法も、患者様の体内にある免疫細胞を利用するため、副作用はほとんどありません。
ごくまれに、微熱や軽度のアレルギー症状がみられることがあります。
また、がんの予防だけでなく、手術後の再発予防にも有効であることが報告されています。

料金表
樹状細胞ワクチン療法 料金
1 クール 2,849,000円(税込)

※ 費用には、治療中に必要な検査(免疫機能検査・血液検査)、1クール治療中の再診料やワクチン投与準備費用などが含まれております。
※ 成分採血・ワクチン作製・WT1人工抗原基本セット・ワクチン管理および保管・1クール内のワクチン投与・再診料・血液検査・ピシバニール0.5KEを含みます。
※ 1クール内のワクチン投与は5~7 回ほどです。

NK細胞療法 料金
1 投与 313,500円(税込)

※採血・細胞培養費用を含みます。

予防接種(ワクチン)

当院では、以下の予防接種が可能です。

  • インフルエンザワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • MR(麻しん・風しん混合)ワクチン
  • ムンプス(おたふくかぜ)ワクチン
  • 帯状疱疹・水痘ワクチン
  • 日本脳炎ワクチン
  • HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
  • HAV(A型肝炎)ワクチン
  • HBV(B型肝炎)ワクチン

※予防接種はワクチンの在庫の確認が必要ですので、受診前に一度お問い合わせください。

料金表
ワクチン 商品名 1回の価格 (税込) 接種回数 (推奨) 有効期間
インフルエンザ ワクチン(1回目)   3,400円 1年に 1回 3〜6ヶ月
インフルエンザ ワクチン(2回目)   2,980円 1年に 1回 3〜6ヶ月
肺炎球菌ワクチン ニューモバックスNP 8,200円   4〜7年
麻疹   5,000円 2回 ほぼ永久的
風疹   5,000円 2回 ほぼ永久的
麻疹・風疹混合(MR)   9,500円 2回 ほぼ永久的
おたふく(竜区政耳下腺炎)   5,000円 2回 ほぼ永久的
帯状疱疹・水痘ワクチン   8,500円 2回 ほぼ永久的
HAV(A型肝炎) エイムゲン 1回 6,500円 3回 5〜10年以上
HAB(B型肝炎) ヘプタバックス‐Ⅱ/ビームゲン 1回 6,500円 3回 10年以上
HPV(ヒトパピローマウイルス) シルガード 1回 19,500円 3回 5年
破傷風 破傷風トキソイド「武田」 2,500円 3回 10年
狂犬病 Rabies 15,000円 3回 3〜5年
日本脳炎ワクチン ジェービックV 5,500円 3回 4年
ポリオ イモバックスポリオ 8,800円 必要数 5〜10年
4種混合
(破傷風・ジフテリア・百日咳・ポリオ)
DPT-IPV 11,000円 必要数 10年以上
3種混合
(破傷風・ジフテリア・百日咳)
トリビック 6,500円 必要数 10年以上
髄膜炎菌性髄膜炎 メンクアッドフィ 25,500円 1回 3〜5年
腸チフス TYPHIM VI 11,500円 1回 3年
ダニ脳炎 FSME-IMMUN 14,500円 3回 60歳未満:5年
60歳以上:3年
経口コレラ Dukoral 11,000円 2,3回 6ヶ月後 85%
2年後 52%

参考文献:

日本フアイア研究会 【医師の方向け】フアイア処方Q&A
https://huaier.org/q-a-for-huaier-prescription/
Chen Q, et al. Effect of Huaier granule on recurrence after curative resection of HCC: a multicentre, randomised clinical trial. Gut 2018; 67(11):2006-16.
http://huaier.org/wp/wp-content/uploads/2019/02/223.Effect-of-Huaier-granule-on-recurrence-after-c....pdf

がん治療新時代 がんと免疫 免疫機能を利用した「がん免疫治療」 がんと闘う患者と家族のための情報誌 2013  VOL.02
https://www.medinet-inc.co.jp/service/immune_cell_therapy/pdf/cImmunity02.pdf
Kimura H, et al. A phase III randomized study of interleukin-2 lymphokine-activated killer cell immunotherapy combined with chemotherapy or radiotherapy after curative or noncurative resection of primary lung carcinoma. Cancer 1997; 80(1):42-9.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9210707/